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袴田巌さんにWBCから名誉チャンピオンベルト贈呈 53年ぶり聖地後楽園へ [内山高志]

袴田20140518.JPG

1966年に静岡県で起きた強盗殺人事件で
再審開始決定を受けた元プロボクサー
袴田巌元被告(78)が5月19日、
東京都文京区の後楽園ホールで、
世界ボクシング評議会(WBC)から贈呈された
「名誉チャンピオンベルト」を受け取った

袴田さんが後楽園のリングに上がるのは
1961年以来53年ぶり

司会者が「お帰りなさい」と呼びかけると
会場から大きな拍手が起こった

WBCは4月6日、48年間無実を訴えてきた
袴田さんの闘いを称えたいとベルトを贈呈

この日は釈放から間もなかったため
体調を考慮して姉の秀子さん(81)が
代理で受け取った

そして5月19日に大橋秀行
日本プロボクシング協会会長が
協会のファン感謝イベントの一環として、
袴田さんにベルトを手渡した

また協会特別表彰のブロンズ像を手渡した他、
WBC世界ライトフライ級王者の
井上尚弥選手(20=大橋)や
同フライ級王者の八重樫東選手(31=大橋)らも
駆け付け、花を添えた

ベルトを腰に巻いた袴田さんは、
現役の世界王者ら29人と写真撮影し、
ファイティングポーズをとるなど
元気な姿を見せた

リング上の姿を見て、秀子さんは
「涙が出そうになりました」と感激

記者会見した袴田さんは
「権力に勝って自由になった」などと話したが、
拘禁症と認知症からか
会話が咬み合わない場面も目立った

入院先からの外出届には
「後楽園へ帰る 袴田巌」と記載したといい、
秀子さんは

「拘禁症状で話がかみ合わないこともあるが、
ボクシングを通じて
症状が少しでも良くなればと思った」

と話した

5月27日に秀子さんも暮らす故郷の
浜松市の病院に転院するという

日本ボクシングコミッションによると、
袴田さんがプロとして活躍した
1959~61年の戦歴は29戦16勝10敗3分け

日本フェザー級6位に入った


5月19日は1952年に故白井義男氏が
日本人として初めて
世界チャンピオンになった日である

同協会では2010年から同日を
「ボクシングの日」と定めて、
毎年ファン感謝イベントを開催している

この日はWBA世界スーパーフェザー級王者の
内山高志選手(34=ワタナベ)や
WBC世界バンタム級王者の
山中慎介選手(31=帝拳)など、
世界、東洋太平洋、日本チャンピオンが
勢ぞろいし、ミット打ちやスパーリング、
トークショーを披露し、満員のファンとふれ合った


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